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20050429

台湾人スゲエ!


 舞台挨拶というか、初日に行ってきました。実はプリキュア映画はまだ見れてないのですが(そのせいで劇場版コミックス買ってもまだ読めない)、単にスケジュールの問題であって、プリ映画を軽視してるわけでは決してないですじょ。今日は午後からバイトの予定が入ってしまったので東武動物公園のセンちゃんウメコも、よみうりランドのテツも、西武ゆうえんちのプリキュアも諦めたわけですが、結局午後のバイトがなくなってしまい、仕方ないからさっそくアークエの感想書いてます。最近しばらくMacの調子が悪いのと復旧とをくり返してましたがまだ続いてますよガーン。

 で、アークエ映画です。舞台挨拶の模様もUNCO公式にあるとおり、着ぐるみも登場して芝原さんの生アテレコもあり、ふんわか楽しかったのですが(ちなみに私はだいたいこのへん)、ぶっちゃけそんなのは客寄せパンダのレベルでしかなかったのですよ。インリンちゃんもウンコ☆スターも、劇場公開のために作られた15分の『チェルシーの逆襲シュラシュシュシュ 銀幕デビューよ ガッチンポー!』すらパンダだったわけですよ。いや、これらに価値がないという気持ちは全くないのです。それ以上に、上映されたもう1本、台湾で劇場公開された作品『アークエと魔法のハンマー』が素晴らしかった!!!!!という話で。

 まあなんか、私がアニメについて不勉強でアークエを語るときにたまに引き合いに出されている作品群(サウスパークとかクレヨンしんちゃんとか)を全く見ていないため、他と比較することができないのが残念ですが、フジやテレ東でこれまで放送された『アークエ』『ガッチンポー』『てんこもり』と比較すると、出来のよかった回を数段スケールアップして鬼のようにサービスを詰め込んだレベル、と言ってよいと思われます(『チェルシーの逆襲』も面白かったですが、申し訳ないことに個人的には「劇場には1回金払ったらもういいかな」という感じでした。それでも1度は見ておかないともったいないギャグが詰め込まれております!)。以下、とりあえずネタバレなしでオススメしておきます。
 『ガッチンポー』3話(時期的に内容は臥せますが)等にも見られるような、Flashでここまで動かせるか!と驚かされるアクション、それが怒濤のボリュームで押し寄せる活劇! モンジャン(アークエの同級生のガキ大将)の剣劇!(カエル師匠つき) シュウメイ(アークエの妹)の魔術! そして最強の李先生! ちゃんと見せ場ありますよー。イエンズもシャオファンも与えられたキャラクターの中に見せる彼女らなりの優しさで友情をしっかりつなぎます。そしてアークエの知恵と勇気とほんとうの心! そうです、アクションだけではありません。意外と深い優しさの物語でもあるのです。
 人の心云々のメインテーマの他にも、ダートゥ(アークエの犬)との出会い、アークエ出生の秘密、と、気になるテーマもまじえて語られていることも見逃せません。
 そしてそしてお楽しみの、古今東西あちこちの映画やアニメなどから持ち込まれたパロディー(個人的にはガオレンジャーがおかしかったです)、しつこく詰め込まれた小ネタ(ウンコ、チンコ(モザイク入)、しっこ、ゲロ、小学生下ネタ全部あります!)、しつこくインサートするブラックネタ! 血だまりできます。目玉転がります。お約束でアーディー(アークエ弟)も血まみれです! そして子供にどう説明していいものか、予告動画を見ればおわかりかと思われますが映画導入部分でいきなり精子!! 台湾人はすごいです。テレ東規制なんて無関係です。彼等はやってくれます。そして、これを見ることができたのも、アークエを日本に持ってきて、日台合作版を高品質で作ってくれた日本側スタッフの方々のおかげです。舞台挨拶で、アークエの声を担当した芝原さんも「これからもまだまだ続きます!」と力強く言ってくださってました。本当にまだまだ続いて欲しいです。まじで。
 とまあ、これだけやって80分。全くタレません。見終わって「すごく充実したー。60分くらい?もっとやったっけ?」と思いました。とりあえず見に行ける環境にある人は観に行っといた方がいいですよー。テアトル池袋にて朝9時20分からのモーニングショーで毎朝1回ずつの上映、4/29から5/8まで、です。大人も子供も一律1000円です。激安。私も時間があればまた行くつもりです。
 あと、ミュージカル風に歌が数曲入っていましたが、ミュージカル苦手な人でもわりと大丈夫っぽいような気がしました。ていうか、『てんこもり』になる前は比較的歌も入っていたような気もします。ああいう感じです。映画では歌の部分だけ中国語で字幕。校長先生歌上手い。

 と、ひとまず映画の宣伝をしたい放題やったので本日のレポートを。
【上映前】
 9時20分上映開始で上映終了後に舞台挨拶とのことだったので、朝適当に起きて、伊藤園のジャスミンティーを買って気合いを入れ、9時前くらいにテアトル池袋に到着したのですよ。エレベーター前に、「劇場にお越しの方は左端のエレベーターをご利用ください」なる看板があり、さらに左端のエレベーター前には「本日のイベントにお越しの方は後ろの階段から8階までおのぼりください」との看板が。階段をのぼってみると5階と6階の踊り場(ダンシングスペース)あたりまで列が伸びており、結構子供連れもちゃんといて、よかった、オタとインリン目当ての人以外にも客がいて、と少し安心。劇場版のチラシを持っている人がいて、そういえば持ってなかったなあと、時間もまだあるし1階まで戻ってもらってきました。こつばんは すこし けんこうに なった! ややして開場。上映10分ほど前だったでしょうか。
 UNCO公式サイトでの告知通り「アークエ携帯ストラップ」か「映画版特製しおりセット」のどちらかを全員にプレゼント。しおりもかわいくて心惹かれましたがやっぱりここはストラップで! もらったストラップをよく見てみると800円て書いてあったー! しかも「MADE IN JAPAN」て書いてあるー! どこで売ってるんですかー!? 本家アークエ公式サイトの物販ページはなんか入れないですよ中国語読めないですけど。
 で、ストラップのあとに、ビニール手提げに入れられた特製トイレットペーパーを手渡されました。上映期間中毎日先着100名様にプレゼントということでしたが、そういつつ全員に配れていたような気がします。結構人いっぱいいたけどなー。パッケージは写真のように主題歌CDのジャケ絵柄、裏の方にはチェルシー(6歳・大人)とパイプス首領がいます。ロール部分のプリントはだいたい60cm分くらいで1周します。アークエたちのキャラクター紹介はUNCO公式のものですが、プリプリクラゲの紹介文だけいい感じに崩れてます。はっきり言って使うのもったいないので、2個めもらいに行きたいです。
 物販とか見るの忘れてとりあえず席に落ち着いてしまいましたが、ホール内はエンドレスで「ウラ・ガッチンポーのテーマ」たまに「叫べ!」が混じってたりしたら楽しそうでしたが、私の記憶にあるかぎりそれはありませんでした。
【上映中】
 予告とかなく、いきなり「テレビを見るときは 部屋をあかるくして 画面からはなれて 見てくださいね」。ムリだから。(5/1追記:すいません、4/30に再度見に行って確認したらこれありませんでした。いきなり「U!N!C!O!」でした)
 『チェルシーの逆襲』はいつもの15分サイズで、あっさりはしていましたがわかりやすく幾度か会場で笑い声も起き、つかみというか『(ガッチンポーではなく阿貴である)魔法のハンマー』への橋渡し的な雰囲気づくりはいい感じだったのではないかと思います。
 『魔法のハンマー』については上で書いたとおりです。とにかく何度か見たい衝動にかられました。あ、タクシーの運ちゃんもなかなかおいしい役所でした。
【舞台挨拶】
 再び「ウラ・ガッチンポーのテーマ」が再び流れ、会場のちびっこが一緒にくちずさむ中、さりげなくステージ両脇にUNCO☆STARがスタンバイし、アークエTシャツがまぶしい司会の植田プロデューサーが登場。チェルシー役のインリンちゃんがチェルシーの衣装で登場の予定が、パイプスの陰謀でチェルシーのコスチュームが盗難にあった旨伝えられたあと、まずはインリンちゃんから登場。おみ足のまぶしい赤のチャイナ。続いて白地にUNCOマークのプリントされたTシャツで揃えた3人娘、アークエ役の芝原さん、タケシ役の小山さん、ジャスミン役の新井さんが壇上にあがります。小山さん、新井さんもミニスカでフレッシュ! そして、スプリングタウンから駆けつけてくれたアークエ(着ぐるみ/一人では歩けません)と真喜屋監督が登場し、芝原さんから一人ずつ挨拶。(以後、各コメントは、やや曖昧な記憶をたよりに書き起こしているので「だいたいこんな感じ」程度の認識でお読みください)
 着ぐるみは芝原さんが生アテレコ。新井さん「今日は朝からトイレットペーパーのためにありがとうございました」とか。し、その後1人ずつコメント。
●インリンさん(チェルシー):「声を絵に合わせるのが大変でした」、「セクシービーム!」も実演
●芝原さん  (アークエ) :「インリンさんとってもいい方」、「アークエとは長いつきあいになりました、これからも続きます」
●小山さん  (タケシ)  :「タケシで一番悩んだのはトイレに行くときに『もれちゃう!』というところ」そして実演。アニメのタケシのように両足をやや内股に踏ん張って「んー!んー!もれちゃう!」
 植田P、プリプリクラゲも演じてました、と新井さんを紹介
●新井さん  (ジャスミン):開口一番「プリプリクラゲですか?(もう実演する気満々)」植田Pに突っ込まれ、「苦労は実はちっともありません。親や友達に『あんたそのままジャスミンやりすぎよ』と言われた」、「ジャースミンよー!?」と実演「プリプリクラゲの声が最初は声を加工してたのに、途中から素の声のまま使われるようになった(プリプリクラゲの実演を交えつつ)」
●アークエ :やはり芝原さんの生アテレコ。「トイレが狭くて頭がつかえた」とかそんな話をしていたような
●真喜屋監督:「自分は台湾に飛ばされっぱなしだったが、自分が送った絵に声がつくのが嬉しかった」のような感じ。それから「子供の頃、家がくみ取り式便所で、穴を見ながら『この穴はどこに続くのかなあ』と思って育ったのがこうして作品になりました」

 最後にもう1周皆でコメント。柴原さんの「アークエはこれからもずっと続きます!」を受けて小山さん「(自分は声優のキャリアが一番浅いですが)タケシも『プリプリ、サンダー!』とか言うくらいがんばります」
 そして植田Pの閉め。「会場にお越しのUNCOエージェントのみなさん、みなさんの使命はひとつです。帰りに外の売店で売っているアークエグッズを買って帰ること、です。今日グッズを買って帰ると、『ガッチンポー 1ガッチン』の声優3人のサイン入りパッケージがおまけでつきます」との指令でした。買わな! グッズ買わな!

 そして取材用の撮影。着ぐるみアークエを中心に、ステージ両サイドにウンコ棒を持ってスタンバイしていたウンコ☆スターも加わって。取材カメラは見たところ6台。すべて小型のデジカメでした。その後カメラマンが舞台上にあがり、舞台挨拶の出演者が後ろを向いて、客席をバックに2枚ほど。お客さんみんなでガッチンポーのポーズをしました。
 声優さんの印象は、芝原さんはアークエを愛でる気持ちがあふれ出るようなあったかい語り口で終始ニコニコされてました。小山さんは、とにかく若くフレッシュ! 力いっぱい挨拶してくださいました。新井さんは電波飛んでるというか(笑)、余裕あるっぽいのにナチュラルにテンションが高いという、ジャスミンにうってつけぶり全開でした。
【劇場から出て】
 ロビーに出ると、入るときには気づかなかった壁面の装飾(キャラクターのプレートが貼ってありました)そして物販ブースには人だかりが! しかし、物販で売っていたのは『アークエ』DVD(全3巻)、『ガッチンポー(1ガッチン)』、主題歌CD『ウラ・ガッチンポーのテーマ』の5種のみ_| ̄|○ 全部既に買ってもうたがな。Tシャツ売って欲しいがな。できればジャスミンとお揃い(紫)のチビTが欲しいがな。意を決して2枚目のCDを買って近くにいたウンコ☆スターの人たちにサインでももらおうかと列に並ぶとCD売り切れ。傷心でウンコ☆スターに接近し「CD売り切れちゃったので握手してください」と意味不明なお願いをして、2秒くらいの間のあと握手していただきました。周りのお客さんたちが声優のサイン欲しさに物販に群がっているわりにあまりにウンコ☆スターに興味を示さないので「本物ですか?」と訪ねると、また間があったあとに返ってきた返事は「ある意味本物です」。どっちなんだー!! その後2人とガッチンポーで挨拶してそそくさと帰りました。
 帰りの電車の中でふと居眠りから目が醒めると、隣りに座った家族連れの少年にトイレットペーパーの透けたビニール袋を凝視されてました。トイレットペーパーはまた行けばもらえるのであげてしまおうかと一瞬思ったのですが、おかあさんがうまい具合に少年にクイズを出したりして興味を引きつけていたのでそのまま帰りましたとさ。

5/1追記;
 4/30の2日目も見てきたのですが、初日に舞台挨拶などあり時間が押していたこともあってカットされた『魔法のハンマー』のEDロール、すげえ爆笑でした。ああいうアーマの使い方はずるい!

Posted at April 29, 2005 06:01 PM
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