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20041215

クリスマス会に行ってきた

 すっかり行かない気でいたのに、いつの間にか友達がチケット取ってくれてたので行ってきてしまいました修斗年末興行。そのせいで昨日しようと思ってたことがいろいろまだできてませんですよー。
 15周年の今年は恒例の東京ベイNKホールじゃなくて(ていうかNKは来年閉鎖しちゃうので今後もうできない)アレグリア2のテントを横目に代々木第二体育館ですよー。
 最近は修斗も全然見てなかったので変なこと書くかも知れませんが、このサイト的に誰にも望まれていなさそうだけど自分の記録としてメモっときます。長いです。


■第1試合。
○藤井恵(AACC)
×ナディア・ヴァン・デル・ウェル(蘭/タツジン・ドージョー)
1R 1:43 腕ひしぎ十字固め
 客電ついたまま試合。周りも人がまだウロウロしてて集中して見れず。なんとなくテイクダウンして腕取って極めてた感じ。

■開会式
 オープニングVTRで、創立から現代までの試合の様子が写真と動画で綴られる。選手の抜き打ち指名制コメントはなし。第2試合目以降の全出場選手入場での歓声の大きさはルミナ=川尻>シャオリンくらい。でも川尻は内輪応援団ぽい気がしたので、やっぱりルミナなのか、と思った。ルミナが頑張ってくれるのはいいけど、もっと未来が見たい。

■第2試合
×阿部裕幸(AACC)
○石川真(PUREBRED大宮)
3R 0:40 TKO
 だいたい立って打ち合い。1Rは比較的双方前に出ていたが、2Rは1R中に2ダウン取られた石川がよりアグレッシブに。石川はちょくちょく飛び膝とか出すんだけど避けられちゃうなあ。3Rでテイクダウンした阿部兄が目尻切って(現地では口の中を見てたのかと思ってた)ドクターストップ。2ダウン取って判定なら阿部勝利の流れだったのに、消化不良な結果に。

■第3試合
×戸井田カツヤ(和術慧舟會トイカツ道場)
○佐藤ルミナ(K'z FACTORY)
2R 1:21 KO
 1Rはだいたいルミナが上になったり立ったり。2Rはカウンターの右フック一発でKO。すごいぜさすが足関節日本一、パンチ一発でKOですよ。トイカツが倒れた後追撃しに行ったけど、フロントも客席も味方が多いのでおとがめなしですよ。

■第4試合
×高谷裕之(格闘結社田中塾)
○ギルバート・メレンデス(米/シーザー・グレイシー・アカデミー)
3R 5:00 判定3-0
 総合5戦5勝の男、打撃者ステファン・パーリングをパウンドでTKO、というふれこみ(?)で修斗初参戦のメレンデス。レバーニュートラルの立ちアニメが変、ていうか弱そう。テイクダウン→マウントを狙うため、とにかく打撃を絡めつつタックルしてくるのだが、完全に切られてるタックルをいつまでも諦めず頭を押しつけつつ脚を持ち上げようとする(でも倒せない)。長いときはブレイクされるまで2分以上脚に抱きついてた。脚フェチなのかも。ていうか、ファイトスタイルのわりにタックルが上手じゃない。
 2Rでダウンしかけたメレンデスはタックルに行ったことにして誤魔化したけど、3Rで高谷は誤魔化せずダウンとられちゃったので、判定でメレンデスの勝ち。勝因はたぶん、ふらつきを上手く誤魔化せたこと。面白かったけど、また来たときに見たいかっつーとそうでもない。でもライト級1位勝っちゃったので、ランカーになっちゃうよ。また来ちゃうよ(笑

■第5試合
○アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ(巴/ワールド・ファイト・センター)
×門脇英基(WKSS)
1R 3:34 フロントチョーク
 試合前に流れたVTR(おそらくスカパー等の放送で流れるのと同じ物)で、この試合のキャッチフレーズが「ギロチン祭(まつり)」。門脇は生贄扱いですよ。Vの中の門脇のコメント
 でも1度はギロチンから首抜いたんですよ。頑張ったんですよ。ここまでで一番会場が沸いたんですよ(笑 まあ、抜けた直後に再度捕まってタップしたんだけどな。試合後ウロウロしてたとき「肋が痛い」とか言ってたそうなので、首が極まってたのが決め手じゃなかった可能性も少しあるかも

■セミファイナル 世界ミドル級タイトルマッチ
×ジェイク・シールズ(米/シーザー・グレイシー・アカデミー)
○菊地昭(K'z FACTORY)
3R 5:00 判定0-3
 シールズは、ポジショニングはそう負けてない(1Rとかは勝ってた)のに、大抵の局面でやることがコツコツ殴ることばっかり。まあいつも通りです。菊地なんとかしてくれ。2Rはシールズが亀になったりもするんだけど、腕脚が長いので膝立てて裏返っちゃったりする。3R、取られた首を抜いた菊池が立ったままバックをとり、投げたりする。最後は、マウント取った菊地がパウンド→バック取ってスリーパー、極まる前にゴングで試合終了、
 試合後のコメントは「もっとスマートに勝てる選手になりたい」。試合中出た鼻血は「照明の熱さでのぼせた」とのこと。K'zの面々がリングに上がって写真撮影に加わっていたが、最後にリングに上がった某ちっこい選手が入る場所がなくて人の上にのっかってたのが愛くるしかったです。

■ファイナルマッチ 世界ウェルター級タイトルマッチ
×ビトー"シャオリン"ヒベイロ(巴/ノヴァ・ウニオン)
○川尻達也(TeamTOPS)
2R 3:11 TKO
 川尻は、負け無しの連勝中だった2年前に年末興行で行く手を阻まれた世界の壁との再戦。仲間とファンの希望のメッセージで埋め尽くされた日の丸フラッグ(中央に修斗のドラゴンのマーク)を被って登場。
 1R。川尻はローキック、シャオリンはパンチ。ロープ際で密着したあと、シャオリンの手が川尻の腰から離れず、何度も投げられる。が、グラウンドはシャオリンの領域なので意地でもこらえてキレイには決めさせない。なんとか持ちこたえて2R、川尻、右パンチでダウンを奪うと、足元がふらつきはじめたシャオリンに猛ラッシュ。反撃の余裕はないものの、マウント取られてさえシャオリンのガードは固い。決めろ決めろTKOとれ。ここまでやって判定なんて負けも同じだ。観客から川尻コールが湧く。なんでしょう、感動的な局面になってまいりました(笑) ガードされつつシャオリンの体力を奪い、ついにレフェリーストップを奪う。
 試合後のコメント「ありがとうございまーす! みなさんのおかげです! ひとつだけ聞いていいですか、これ夢じゃないですよね? 皆さんの声援、心強かったです」他の団体からも挑戦者を募る川尻。最後に桜井"マッハ"速人の言葉を用い「『打・投・極』なら修斗が一番!」と締める。浮かれたコメントではありましたが、そこにあるのは愛ですよ愛愛愛ー。修斗愛。勝利者インタビューを終え、コーナーに登って喜びをアピールしたあと、リング上に集まった仲間の上へダイブしちゃった。そのまま胴上げ。

 川尻、菊地を中心に出場全選手の記念撮影も終わり、リング周りに集まったファンと新チャンピオンや激勝(?)したルミナが握手サービスし、そろそろ皆捌けるかという頃に、マイクを持った桜田直樹が「みなさーん、元気ですかー!修斗も、ダメな時代もありましたけど、日本人選手の復権もあって、来年もガンガン行きますから、よろしくお願いいたしまーす!」と気分よく叫んでお帰りなさいました。おいしいとこどり。

 会場の話も少し。代々木第二体育館ははじめて入りましたが、ホールちっこくて全席見やすかったです。見づらい場合があるとすれば、角度によってリング周りの4本柱のうちの1本がカブるというのと、角度によってスクリーンが多少見づらいことくらい。そして、ロビーとホールの間に仕切りがなく、ロビーに近い側の席はちょっと外の気温に環境が左右されますね。あと、ロビーでスカパーだのの宣伝Vを流してると、仕切りがないので客席まで聞こえちゃってセコンドの声が聞こえなかったりするのはマイナス点。試合中は音消しといていただきたい。
 会場の構造上、花道がなく、盛り上がってファンが駆け寄ったときの選手退場が大変そうだとか、入場も後楽園ホールの大会より地味だったりとか、問題らしきものもありますが、交通の便のよさは魅力だなあ。

 例年よりだいぶ狭い会場で、それでも空席が目立つ状態で、修斗本当に大丈夫ですか、と思ってましたが、なんだかんだ言ってハッピーエンドでした。シャオリンは圧倒的にうまつよいと思うし、シールズは戦いづらい相手と思います。ベテランカリスマの復活後の勢いがつづくのもいいけど、やっぱり未来を切り開くのは新しい世代であった方が気持ちがいいのです。チケ代7000円はジリ貧の現在大変きっつかったですが、見に来てよかった。もっと稼いで来年はもちっと見に行こう。

Posted at December 15, 2004 05:59 AM
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