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20050111

Sh15uya

 『Sh15uya─シブヤフィフティーン─』とりあえず1話は見れました。最終回まで何回忘れず見れるやら。
 今更というか懐かしい要素がいくつか入り混じった印象を受けましたが、この作品に斬新さを求めてるわけではないので、それはそれで。ええっと、とりあえず楽しんだは楽しんだんですが、まだセリフが暗号のようであったりして話が見えてないですね。予想して楽しめということらしい。特別出演の須賀っちは、1話限りキャラなんですかね。だとしたら「ピース」というのは神父の彼のことではなく、憑依キャラなのだろうけど。


 ギャングチーム同士の抗争はなんか殴り合ってて血がいっぱい流れて「なんちゃって自傷とかなんちゃって狂気に安易に憧れちゃうような子どもが見たら変な影響(※1)与えそうだなあ」と少しばかり心配になりつつ、最終的には非現実的な特撮バトルに至ったところで「あ、突き抜けた」と妙な安心を覚えてしまいました。いいのかなーそれで。
※1:見た子供が人殴るようになる、とかストレートな影響よりも、子ども同士のコミュニティで流行ると、そういうのを見たくない子の目に触れる場所にまで暴力描写が露出する可能性は現実的に高いよなあ、という意味。

 まあでも、テレ朝限定、午前3時過ぎからという深い時間での放送ならでこそ、というのもあるのは解るし、作品テーマはもちろん、描かれる世界が暴力礼賛のまま終了はしない気がするので、このへんについては結論急いでも仕方ないですか。
 このドラマ、放送時間帯その他からして、15歳に見せたくて描いてるわけじゃなく、大人に(現在もしくは近未来の)15歳を見せようと描いてるんでしょうか。私が1話を見て感じたのは「結局あんたたちこういうのが好きなのねー」だったんですけど。そういうことじゃあないのかなあ。「俺、これ、好きだから描く!(当然商売として成り立つような配慮はするとして)」だとしたら、はっきりそう言ってくれた方が、見る方としても「そっかー」と、気持ちよく見ることができるのになあ。このへんの監督メッセージとか、内外へ向けての建前だと思いたい。

 あと、『Sh15uya』とは直接関係ないですが、『JSR』というゲームは血生臭さがないところがすげーよくできた名作だったなあと、今日の放送を見て今更感心しなおしました。

Posted at January 11, 2005 08:06 AM
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